会長挨拶
このたび、九州地域バイオクラスター推進協議会の会長に就任いたしました。設立から15年目を迎える節目の年となりますが、これからも引き続き、九州のバイオ関連産業の発展に向けて邁進していく所存です。よろしくお願いいたします。
農林水産業の豊富な資源に恵まれた九州地域は、みそ・しょうゆ・焼酎などの伝統的な発酵産業に加え、健康食品産業や先進的な医薬研究施設といったバイオ関連の企業・大学・研究機関が多数集積しています。こうした九州地域の特性を活かし、2007年に、全国で初めて、機能性食品や健康食品に特化した九州地域バイオクラスター計画が始動しました。
この計画の具体的な推進機関として、2007年9月に発足したのが、私たち「九州地域バイオクラスター推進協議会」です。当協議会では、産学官による広範なネットワークを活用し、新事業創出支援、販路開拓支援、情報提供といった様々な取組により会員の課題解決のためのサポートを行っております。
近年のコロナ禍においては、これまでよりも一層、会員の「共助」による取組が重要であると考えております。当協議会では各事業を通じ、会員共助による取組を進めております。さらに、2020年10月には、これまで当協議会と10年に渡り産業交流を進め、“絆”を育んでまいりましたフランスの農業・食品産業イノベーションクラスター「VITAGORA」が、九州に、国内初の拠点となるオフィスを開設されました。こうした活動を通じて、九州産の機能性食品や健康食品等が国内外に広く紹介されることにより、会員の取組の今後の進展を期待するところです。
皆様、ともに「フード・健康アイランド九州」の更なる発展を目指して頑張ってまいりましょう。
九州地域バイオクラスター推進協議会
会長 田中 一成